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令和7年度 筑波大学 情報学群 情報科学類 編入体験記

まったく勉強しない春休みから3か月で筑波大学に受かった話


令和7年度 筑波大学 情報学群 情報科学類 編入体験記

こんにちは。 私は、令和7年度の筑波大学 情報学群 情報科学類を受験し、合格しました。そこで、これから受験する方々にとって少しでも役立てるように体験記を書くことにしました。

プロフィール

  • 所属: 某高専 電子情報工学科(偏差値は比較的高いと思う)
  • 席次: 平均5位くらい(約40人中)
  • 資格: TOEIC 730点

受験校

  • 某高専 専攻科(6/x 合格)
  • 筑波大学 情報学群 情報科学類(7/13 合格)
  • 大阪大学 工学部 電子情報工学科(8/17〜8/18 辞退)
  • 東北大学 工学部 電気情報物理工学科(8/20〜8/21 辞退)

受験までの流れ

1~3年

編入という制度は知っていたので、なるべくクラスで1桁をとれるように頑張って勉強していました。 とはいえ、それも最初のほうだけで3年生に上がってから前日の詰め込みのみでした。

4年 春

さすがに4年にもなると編入を意識し始めます。 私は普段から勉強する習慣がなかったものですから、やる気を出させるために筑波大学のオープンキャンパスに行ったり、体験記を読み漁ったりしてました。 多くの大学では編入にTOEICが必要であることを知り、春休み明けにTOEICを受験しました。結果は、665点でした。初めてのTOEICにしては高い点数だったので、思い上がって勉強するの辞めました。 4月中のみしか勉強してませんが、平均4時間ほどでした。

4年 夏

4年からある授業で「チームを組んでプロダクトを作る」というものがありました。 私はそこでリーダーをしており、春休み明けにTOEICを受験した後は、ひたすら開発してました。 勉強する暇はほとんどなく、平均1時間でした。

4年 秋

そのプロダクトも無事に終わり、次は冬明けにあるそのプロダクトを使ってコンテストに参加することにしました。 プロダクトをブラッシュアップするために、ひたすら開発してました。 勉強する暇はほとんどなく、平均1時間でした。

4年 冬

そのコンテストも成功に終わり、ようやく受験に備えることにしました。 筑波大学では、先輩方の体験記によるとTOEICのスコアが730点で満点として換算されると聞いていたので730点を取りました。 こんなにあっさり取れると思っていなかったので、思い上がって勉強するのを辞めました。1月中のみしか勉強してませんが、平均4時間ほどでした。

5年 春休み

5年の春といえば、勝負のときでしょう。しかし、私には無理でした。 学年末試験の解放感からゲームに明け暮れ、U-NEXTに加入して多くのアニメを履修しました。 昼夜逆転し、なにもやる気が出ませんでした。思えば、軽度のうつ病だったかもしれません。 ゆえに、勝負のときの春休みに勉強した時間は平均0時間という敗北に終わりました。

5年 4~7月

学校が始まったことで、やっと元気を取り戻して勉強を始めました。 とはいえ、春休みを棒に振った私はかなり焦りを感じていました。 まだ、受験校すらまともに考えていませんでしたから。 TOEICしか勉強していない私にとって、受験する科目を増やすことは首を絞めるも同然です。 なので、なるべく数学と専門(情報)で受けられる大学に絞りました。 勉強する科目が決まったので、体験記を元に参考書を購入しました。 そして、以下の順に参考書を1周だけ進めました。

数学

  • 編入数学徹底研究
  • 編入数学過去問特訓
  • 大学編入のための数学問題集
  • 編入の微分積分徹底研究
  • 編入の線形代数徹底研究

専門(情報)

  • はじめてのC言語によるアルゴリズム入門
  • プログラマのためのアルゴリズムとデータ構造(定本C)
  • プログラミングコンテスト攻略のためのアルゴリズムとデータ構造(螺旋本)

過去問

  • 某高専 専攻科(5年分)
  • 筑波大学 情報学群 情報科学類(13年分)

受験前日

秋葉原からつくばエクスプレスに乗って移動し、ダイワロイネットホテルつくばで前泊しました。 受験会場にかなり近いので情報学群を受ける方におすすめです。 前日は受験会場を下見してホテルで過去問を見直し、12時くらいには寝ました。 受験会場にはこんな感じの張り紙があります。倍率は7倍くらいかなと思います。


筑波大学の合格発表画面

受験会場の前にある張り紙


受験当日

当日は早めに受験会場に向かいました。 試験室はかなり緊張感が漂ってました。 試験開始の15分前に問題用紙と解答用紙が配布され、直前で名前などを記入するように言われました。 回答用紙は微妙な幅の罫線が入っており、かなり邪魔です。 ネタバレは避けたいので、問題には触れませんが、自己採点では

  • 数学1: 8割
  • 数学2: 9割
  • 情報1: 9割
  • 情報2: 10割

となりました。TOEICを100点として、合計で280点となりました。 例年より易化したように感じたので、例年のボーダーの240点よりも今年のボーダーは高くなると予想しました。 ですが、さすがに自己採点で280点なら受かるだろうと思いました。

合格発表

大阪大学と東北大学の試験が控えていましたが、まったく勉強しない2週間でした。 合格発表は駐輪場で1人で見ました。結果は第1志望の情報科学類の合格でした。 翌日には筑波大学から書類が届いたので入学の手続きをします。 確約書の締め切りが8月1日までと、合否発表から1週間しかありません。 そのため、大阪大学と東北大学の受験は辞退しました。

使用した参考書

筑波大学に受ける方へのおすすめ度をAからEで評価していきます。

1. 編入数学徹底研究
編入数学の定番です。みんなやります(多分)。おすすめ度はAです。

2. 編入数学過去問特訓
様々な大学の過去問がABC問題別であります。筑波大学を受ける方にとってはC問題は少し難しいと思います。おすすめ度はBです。

3. 大学編入のための数学問題集
様々な大学の過去問がABC問題別であります。難易度に幅があります。おすすめ度はBです。

4. 編入の微分積分徹底研究
微分積分が苦手な人におすすめです。別にやらなくて問題ないのでおすすめ度はCです。

5. 編入の線形代数徹底研究
線形代数が苦手な人におすすめです。情報学群では数学2が線形代数なので、おすすめ度はBです。

6. C言語によるはじめてのアルゴリズム入門
私にとっては少し難しい入門書でした。おすすめ度はCです。

7. プログラマのためのアルゴリズムとデータ構造(定本C)
情報学群では計算量に関する問題が出題されることが多いです。計算量を理解するのにかなりおすすめです。おすすめ度はBです。

8. プログラミングコンテスト攻略のためのアルゴリズムとデータ構造(螺旋本)
基本から応用まで幅広いアルゴリズムが分かりやすく解説されています。私はこれを写経して理解しました。おすすめ度はAです。

最後に

本格的に勉強を始めたのは5年の4月でした。 つまり、筑波大学の受験までの3か月で合格しました。 これはTOEICで730点を早期に取得していたから実現できたことです。 TOEICで730点を取得しておくと英語は100点満点の状態で挑めるのです。あとは過去問でしょう。 筑波大学のホームページでは、3年分の過去問が公開されています。まずは過去問を見て範囲や傾向を掴むとよいかもしれません。 加えて、私は体験記をたくさん読みました。情報学群では体験記が多いと思います。先人の知恵を借りて、効率よく勉強することができました。 色々書きましたが、この体験記がこれから受験する方々にとって少しでも役立ったらいいなと思います。